駒子ゆかりの地である湯沢温泉で、冬美ちゃんを審査員に迎えて行われました。
前日からこのカラオケ大会決勝を観覧するツアーがあり、東京駅から出発してお泊り。翌日にカラオケ大会を見て帰るというもの。
もちろん参加してきました。
参加を決定してから、お泊りの夕食会に冬美ちゃんがご挨拶に訪れると発表され、かなり期待♪
ちらっとご挨拶なのか、ファンの集いのような感じなのか、歌を歌うならミニコンサートとなるだろうから「挨拶」というのはどーゆーことなのかと期待を膨らませていました。
バスの中は、冬美ちゃんの歌がかかるわけでもなく、普通のバス観光雰囲気。
観光名所に寄りながら、東京から6時間以上かけてのロングドライブ。
でも、これから冬美ちゃんに会えると思うと自然とテンションがあがり、けっこう楽しんじゃったかも。
添乗員みたいなおじさんが、もったいぶってツアーの行程を説明し、「お待ちかねの夕食会では坂本さんが登場っと。」みたいに、参加者はそれしか知りたくねーだろが。と思うことを遠まわしにばかり話すので、かなりイラついたなぁ。
冬美ちゃんを見るためだけにわざわざツアーに参加してる私たちをバカにしてんのか(怒)みたいなイライラ感があったなぁ・・・
それも、ホテルに着くとこれから冬美ちゃんに会える♪の幸せに早替わり。
夕食会場に着くと席は丸テーブルで8テーブル。
ちょっとした披露宴みたいな感じだけど、1つのテーブルに6人くらいづつだったから50人くらいかな・・・
ファンの集いのテーブル数からすると、ずいぶんと人数が少ないし、どこからでも舞台が見えるし近いからアドレナリンが吹き出てくる。
ほどなくして冬美ちゃんが着物で登場。
手にはビールの入ったグラスを持っている。
「みなさんようこそ。じゃなかった、湯沢に私がきているんですよね。お邪魔します・・・」と挨拶をはじめ、「いつも見るお顔ばかりで・・・旅は疲れましたか?遠くまできてもらって。」と穏やかな雰囲気。
「ちなみに、今日はじめて私をみるという方はいらっしゃいますか?」との問いに、10数人が挙手。それを見て、「あら、それは大変失礼いたしました。改めまして坂本冬美でございます。」とお茶目におどけてみせる。
「今日は次のお座敷があるので、少しの間ですが楽しんでください」と乾杯のご挨拶。
はっきり言って、飲んでる場合でもなければ食べてる場合でもない!限られたスペースの中で冬美ちゃんと同じ空気を吸ってると思っただけでお腹も胸もいっぱいなんだもん♪
乾杯が終わったら帰っちゃうのかなぁ。と思っていたら、「ちょっとだけですけど、皆様のテーブルでお相手をさせていただきます」ってな感じで舞台から階段を下りてきてくれた♪
「1番テーブルさん、こちらですか?」
と私の座る5番テーブルの目の前のテーブルへ・・・
写真をとってくれ!握手してくれ!と声は聞こえてこないけどファンの要望に笑顔で応える冬美ちゃん。
近い!!近すぎる!!見放題だ!!うれしい!!
テーブルのひとりひとりに声をかけながら周り、一周するとテーブルごとの記念撮影。っていっても6人プラス冬美ちゃんだからかな~り贅沢。
「ファンの集いでもこんなことしないですよ(笑)」と自分のサービスっぷりに言い訳をするようにお茶目に笑う。
「次は二番テーブルさん」といいつつ、5番テーブルの私たちの席に来てくれた。
私の隣の方から、逆周りにひとりひとり声を掛けだしたので私は一番最後。
その間、あまりにも近くで冬美ちゃんを見られる感動に放心状態。写真も撮るのを忘れてしまった。
いよいよ私の番のときには、すっかり舞い上がって、でもやさしく話してくれる冬美ちゃんに大感動。
ツーショットはお願いできなかったけど、それよりも少しでもたくさん冬美ちゃんの声がききたくて、必至に話しかけたように思う。
着物の冬美ちゃんは舞台の上の天上人。その天女が地上に降りてきている。しかも、超近い!歌のときには見せないような正直そうで親しみやすく、だけど果てしなく美しい冬美ちゃんの顔を失礼だとは思うけど凝視してしまう。
プレゼントコーナーで見上げるようなときとは、やっぱり一味違うんだよな~。幸せだったなぁ・・・
その後もみんなのテーブルを回っては話しかけ、汗をかいたら後ろから扇子、前からウチワで扇ぎながら休憩(笑)
知らぬ間に手にもったビールはウーロン茶に変わり、それでも駒子風にお酒の席の雰囲気。
最後まで丁寧に全員に声をかけおわると、再び舞台へ。
「次のお座敷があるのでこれで駒子は失礼いたします。」と言い残し退場。
それから食べたごはんの味は・・・思い出せません。
翌日は決勝大会。
前日の夕食会で会場の座席の抽選会が行われ、強運な私は2番を引き当てていたので、最前列のど真ん中をゲット。
たかたかし先生、弦哲也先生、EMIの山口様、湯沢町長と冬美ちゃんが審査員。
カラオケ大会が始まる前に、まずはお手本の冬美ちゃんが駒子を歌ってくれた。
丁寧に迫力も魅力もある歌い方。
これを見ちゃってから素人を15人も見るのはつらいなぁ。なんて思っちゃった。
審査員席での冬美ちゃんは、ひとりひとりの緊張を一緒に味わうかのように、首を横に振ったりうなずいたり、大きく身体をゆすったりしながら、常に歌詞を口ずさんでいました。
途中、コメントを考えていたのかメモをとるような仕草もありましたが、真剣に出場者を見守る姿が美しかったです。
出場者は、冬美ちゃんをコピーするような歌い方の人もいれば、アレンジを加えて自分らしく歌う人、演歌っぽい人、崩す人などそれぞれ。
冬美ちゃんと同じ間合いで歌う人のほうがやっぱり聞きやすいらしく、出だしがちょっと遅らせて歌う人のときは、口ずさむ冬美ちゃんの表情が固くなったりで面白かったなぁ。
そうです。ほとんど出場者をみないで冬美ちゃんばっかり見てました(笑)
見たところ、冬美ちゃんの熱心なファンはふたりだけ。
あとはカラオケ自慢の人じゃないかな?
7人を超えたあたりから、これじゃ冬美ちゃんも飽きちゃうんじゃないの?と思うような雰囲気に。
ずっと同じ曲。しかも素人を聞き続けるのは客席的にもちょいつらい。
そんな雰囲気を打ち壊す人が10人目に登場!
掲示板にも書いたパフォーマンス部門の八生さん!
本当に面白くて、冬美ちゃんも大爆笑!会場も大盛り上がり!
最後に冬美ちゃんが全員分のコメントをしたときも
「みなさん上手で客席まで緊張感が張り詰め、見ている方々も緊張してお疲れになったでしょう。でも、一人面白い方が出てほっとしたのでは?」みたいなことを言ったとき、会場の誰もが「うんうん」と思ったことでしょう。
それから審査の間、冬美ちゃんのミニコンサート。
まずは夜桜お七。歌い終えて冬美ちゃんの一人トーク。
「15人の駒子はいかがでしたか?あまりこの歌を知らなかった方も、あれだけ聴けば嫌でも覚えてくださったんじゃないかと思います。会場を出ても♪トンネル抜けたら♪が頭を離れなくなったでしょ(笑)。
お台所にたっても(といって包丁で切る真似をしながら)♪と~んね~る~♪って出ちゃうでしょう!」
と言って会場を沸かせていました。
そして、今年21年目で40歳になったんですが、去年20周年の記念に出した曲をきいてください。といって羅生門。
駒子ばかり見ていたので、急に男らしくなった冬美ちゃんのギャップに、力強い歌声と振り付けにシビレきりました。
そして、もう一曲は「風に立つ」
これも、とても力強くて、冬美ちゃんを見たことのない人の心にも「あ~、冬美ちゃんを見てよかった。」と印象に残ったと思います。
最後にもう一度「雪国~駒子その愛~」を歌って終了。
コンサートは常に生演奏だけど、大きな舞台でカラオケ音源で歌うのもいいなあ。と思いました。
バックバンドが間違えちゃうこともないし、冬美ちゃんしか舞台にいないから、ものすごく集中して歌が聴けるし、まぁ席もイチバン前で視界を遮るものが何もないから感じたのかもしれませんが、とにかく冬美ちゃんの凄さ、ウマさ、貫禄とかそーゆーものがビシビシ感じられました。
ほどなくして審査結果発表。
もはや、誰が優勝してもそんなに興味はないので(笑)よかったねぇ。って感じ。
総評を任された弦先生が、出場者に向けて発した言葉よりも、最後に
「みなさん、坂本冬美はもっともっと大きな目標に向かっていますから、これからも応援宜しくお願いします」と言ったのが印象的でした。
たくさんの駒子が同じ歌を歌ったんだけど、素人・プロということもあるけど、冬美ちゃんの持って生まれた表現力が嫌でも引き立ってしまって・・・
きっとプロの耳を持つ先生方は坂本冬美という歌手と一緒に作品を作り出せることに、改めて喜びを感じてくれたのではないなか?と思ってしまいました。
冬美ちゃんの歌う「風に立つ」も両先生の作品ですが、何年も歌ううちに確実に冬美ちゃんが大切に育てたもの。
作ったのは先生たちだけど、育てて花開かせるのは冬美ちゃんの真摯に歌に取り組む姿だということが、先生方の更なるやる気と感動になったのではないかと思ってしまいました。
会場を出ると冬美ちゃんが書いた「雪国」の書が。
とても大きく、自由。
20年を超えるキャリアを持ちながら、常に新しい可能性に挑戦し、私たちファンにも細やかな心遣いをしてくれる人柄。堂々と歌い、先生方を唸らせるまだまだ未知の可能性がある。
二日間で感じた冬美ちゃんの偉大さと素晴らしさはまた私を無限の冬美ちゃん天国に連れて行ってくれました。
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