~豊田市~
昼の部は1列目。中央ブロックの右端くらい。
羅生門で登場した冬美ちゃんは「今日もやったるかんね!」といった気合の入った表情。
歌い終わるとあいさつもしたかしないかわからないうちに「川上が4失点!」といきなりオリ
ンピックの話(笑)
「8回まで見ていたんですけど、川上が4失点・・・まだ終わったわけじゃないですけど、で
も川上が4点も・・・」と興奮状態。「最後まで見たかったんですけど出番になってしまって
・・・(笑)」「ソフトボールがあんなに頑張ったので、星野監督もプレッシャーだったんで
すかねぇ。」とオープニングトークには珍しく野球の話しをしていました。
いつものメガネの冬美ファミリーから「冬美ちゃん、冬美ちゃん」と声をかけられ楽しく会話
。
前回豊田市でコンサートがあったのは5年前。冬美ちゃんが復帰コンサートを行った9月の後
半。従って、復帰コンサートで倒れてしまったメガネさんは5年前は来られなかったとのこと
。
プレゼントコーナーもメガネさんが率先してイチバンにプレゼントを持ってきて、「冬美ちゃ
ん!」「あ、言うこと忘れた・・・」これには、冬美ちゃんも笑顔で「思い出すまでそこで待
っていてくださいね。次の方(笑)」「思い出しましたか?」(笑)
プレゼントコーナーのお返しは85歳以上が多すぎて90歳以上にしたのかな?それでも3人
か4人いて、後ろや端っこや遠いところばかり。
「もう増えないでくださいね!」と言うや否やダ~~~っと全力疾走。
いつも全力疾走ですが、下りの階段は見ていてこわいくらい。「おまんじゅうと梅干、どっち
がいいですか?」の冬美ちゃんの質問に即答できるおばあちゃんは見たこと無い(笑)
それでも回答が決まるまで気長にトークをしながら待って、「はい!ますますお元気で!」と
いう冬美ちゃん。
遠いから顔は見えないけど、おばあちゃんたちの笑顔も、やさしい冬美ちゃんの笑顔も見える
気がするのが不思議。
車椅子席をまわって舞台に颯爽と戻ると、「広い会場ですねぇ!」と肩で息をして汗を拭きま
す。冬美ちゃんに話しかける司会の冗さんに「話していてください。苦しい(笑)」
次は紀ノ川なのに大丈夫?と心配してしまいましたが、心を込めて紀ノ川を歌う姿は振袖で全
力疾走をしていたとは思えない別人。
いつも以上に走ったり、汗をかいたり、なんだか限界を超えた世界で活躍したオリンピック選
手を見て、自分も限界を超えてチャレンジしてみよう。と思ったのかな?
なんて思ってしまいました。
夜の部、翌日の昼・夜とあと3回もコンサートがあるのに、昼の部の幕が降りるときには完全
燃焼の笑顔を浮かべていた冬美ちゃん。
すばらしい・・・・
夜の部の席は真ん中の3列目。ここ最高!!
最前列は見ていても緊張しすぎて、途中で目をそらしちゃうくらいだけど、3列目で目の前に
人の頭があると見てる人(私)と見られている人(冬美ちゃん)という線引きができて冷静で
いられる。
具体的なことは思い出せないんですが、レポにならないけど、人間は欲深いものだなぁ。って
ことをずっと考えていました。
昼の部で1列目で冬美ちゃんの素晴らしい全力を出したコンサートを見て、もう、ものすごく
大満足なのに、それでもまだ見たいと思うこの感情は何??って。
もっともっと!と求め続けていていいのだろうか。食欲のように、もうお腹いっぱいだから食
べられないです。ってことがない。
どんなに近くでステージを見ても、歌を聴いて感動してももっとちょうだい!ってガッつくよ
うにステージを凝視してしまうことに恥ずかしさというか、自分の欲望の果てしなさを思い何
か申し訳ないような感覚。
私だけではなく、ステージに集中する熱すぎる視線や、初めて来る人も含めた期待感。前のめ
りになるようなお客さんの集中する先には、たったひとりで堂々と期待に応えようとする冬美
ちゃん。
千人以上の期待に応えて、その期待以上の歌をステージを見せてくれる冬美ちゃん。すごいな
ぁ。
見に来たお客さんのほとんどは、歌と自分の生活や過去や未来を重ね合わせて感動したり、冬
美ちゃんの歌の上手さや衣装のキレイさや、ステージの迫力に感動している。
少なからず影響を与えて元気ややる気や楽しさやうれしさや、色々なものを得ている。
細い身体を全部使って、メンテナンスをされ続けている喉を使って発せられる歌声には、坂本
冬美という人からしか出せないオーラと気力が漲っている。
いつもと変わらぬ調子で「41歳になってしまいました」という涼しげな笑顔には、尊敬せず
にはいられない貫禄があり、梅川忠兵衛を歌いながら拭う訳でもない涙を流す姿には危うさも
ある。
そんな姿を客席から「もっともっと」と見続けていると「ありがとう」という気持ちばかりが
湧き上がる。
実際、客席からは何度か「ありがとう!」という声がかかっていました。
そんなにいつもと変わったコンサートではないんだけど、何故だかわからないけど客席の期待
の重さと、それ以上の心を返してくれるようなそんな素晴らしいステージでした。
圧巻は火の国の女のラスト。歌い終わったマイクを口元につけるように高く上げ、震えるよう
な立ち姿で赤いライトを全身に浴びる冬美ちゃん。
美しく、かっこよく、はかなく、力強い。うん。素晴らしい。ありがとう!!
~~関~~
席は斜めから見る7列目。
豊田では冬美ちゃんしか目に入りませんでしたが、この席からだとバンドさんや舞台全体が見
えます。
前日、ファン仲間の方々とカラオケオフ会をして4時間くらいかな?冬美ちゃんの歌ばかりが
かかる幸せなひとときなのですが、自分で歌ってみると当たり前ですが冬美ちゃんの歌の上手
さがよくわかる。
冬美ちゃんが歌うと簡単そうなのに・・・。みなさんもそんな経験ありますよね(笑)。あん
なに見て、聴いてるのに何故歌えないの?って感覚(笑)
羅生門は大好きな歌。オープニングで羅生門を気合いたっぷりに歌う冬美ちゃんへの感想は「
上手いなぁ・・・」でした。
殺陣でバサっと股を開くとき、同性ながらドキっとします。いいの??って。
席が左端で隣がいなかったので、大きく手拍子ができます。特に大好きな「まつり」では、冬
美ちゃんのかっこよさについつい気合いが入り、気付くと背中に汗をかいていました。
自分の中が燃える、燃焼してる感覚。よく「熱くなる」ってゆーのはこーゆー状態のことです
ね。きっと。手拍子を大きくしたせいもあるけど、じっとしていても「まつり」を歌う冬美ち
ゃんを見たら熱くなります(笑)
かっこいいよなぁ。
プレゼントコーナーでは、おばあちゃんが孫の結婚式で祝い酒を歌ったという写真を持ってき
て、冬美ちゃんに見せました。
冬美ちゃんは「あら、それはそれは・・・え、写真?見せるだけ?(笑)ありがとう。では大
切なものなので持って帰ってくださいね。(笑)ちょっとせっかくなので少しだけ歌ってくだ
さいよ。」
と冗さんのマイクをおばあちゃんに渡そうとします。断っているのかと思ったら「歌います」
(笑)だって。
で、舞台から冗さんが降りて、おばあちゃんにマイクをかたむけるとそれを奪うようにおばあ
ちゃんがとってます。
冬美ちゃんが「ちょっとギターだけでイントロを出してあげてください。歌がはじまる少し前
のところ」と親切で的確な指示・・・
イントロが流れ終わると音が取れるように「う~~きよ」のところを一緒に歌ってあげます。
そんなことはお構いなしにおばあちゃんは大きな声で歌います。
これが上手い!「晴れの門出だよ~」まで歌うと会場から大きな拍手。ここまでかと思ったら
「親が~~」って続けてる。
冬美ちゃん爆笑。冗さんが止めようとするのをそっと冬美ちゃんが制します。結局、何度か「
もういいよ。」って意味の大きな拍手をくぐりぬけ、最後まで熱唱。
しゃがんだ姿勢のままの冬美ちゃんは顔をクシャっとさせて笑い転げます。最後には「ちょっ
とって言ったのに、最後の♪いわ~~いざけ~~♪のところなんかすごい力の入り方。お見事
です。」
とすっかり楽しんでいます。気取らず、おべっかは使わず、客席の気持ちを代弁するような冬
美ちゃんのコメントはいつだって冴えています。
おまんじゅうと梅干しを選んでもらうときも、「どっちでもいいって言いながら、おまんじゅ
うのほうに手が出てるじゃないですか」って。(笑)
なんだか紀ノ川も、全力疾走後のほうが一曲入魂で歌うときよりも何故だかいいみたい。
緊張でかく汗ではなくて、運動で出る汗を拭いながら、それでも静かに静かに感情がこもって
いて、とても不思議。
下駄タップもバッチリ決まっていました。豊田市の昼かな?夜かな?ちょっと決まりが悪かっ
た感じだったんだけど、本番前に練習したのかな??
関での最後の決まり方は最高に上手でした。
最初に下駄タップはじめたときとは表情も全然ちがいます。客席との無言だけど笑いのタイミ
ングだったり気合いのタイミングだったり、とても敏感に察知して言葉で態度で表情で会話を
してくれます。
久しぶりに火の国の女の書をちゃんと見たなぁ・・・
「恋は一生ただひとり それでよかなら抱かんとね」
すごい歌詞だなぁ。でも、冬美ちゃんに言われたら「あ、当たり前っすよね。」って納得しち
ゃう。
冬美ちゃんのためだけの歌だなぁ・・・いい歌だなぁ・・・なんて今更ながら思いました。
夜の部
席は右斜めから見る5列目くらいかな?
昼は左から、夜は逆から。どの角度から見ても冬美ちゃんはステキなんだぁ・・・幸せ♪
着物の中の冬美ちゃんが細いなぁ。二日間で4回もこんなに渾身のステージを務めるなんて。
しかも毎回全力疾走つき。梅川忠兵衛の気合いや、タップでの体力、火の国の女や雪国~駒子
その愛~でしゃがんだり反ったり、すごいよなぁ・・・
今日は適当でいっか。ってことがなくて、本気で歌にも振り付けにも視線にも表情にも気合い
が漲っている。すごいなぁ。
冬美のソーラン節のとき、どんどんアクションが大きくなっている気がする(笑)
着物でもあんなに動けるのは着付けの技なのかな?大きいアクションに見えても着物のときの
動ける範囲を身体で知っているからなのかな?
もう、冬美のソーラン節はロックにしか聞こえないんだよなぁ。かっこいい!!「どっこいし
ょ!」って言ってもロックなのは冬美ちゃんくらいでしょ。
草履でもスニーカーでも、きっとリズムの取り方は変わらない。年齢も関係なく、きっともと
から足先やヒザや肩でリズムを取るクセがあるんでしょうねぇ。
着物だからいいところもあるんだろうけど、この歌は一度私服で歌うのを聴いてみたいな。
ロック歌手のように、アンコールにツアーTシャツとデニムで出てきて、メイクもすっぴんに
なるほど汗だくになって熱唱するようなステージも見てみたい。
あ、また欲深くなっている私・・・
ぜんぜんレポにならないですねぇ・・・
年寄りじゃないんだけど、最近のことは思い出せなくて、豊田のほうが思い出せる(笑)
また思い出したら書きます。
最後のあばれ太鼓は思い出しましたよ!
なんだかこの二日間、私の思い入れが強い気のせいかもしれませんが、とってもとっても冬美
ちゃんが気合い満点に感じました。
あばれ太鼓でも、目を赤くしてちょっと詰まるような感じも。
特にこの回は冬美ちゃんの打つ太鼓のペースが早く、ワンコーラス歌ったら「ふぅ~っ」と息
をつくのかとおもっていましたが、一気に歌いきって・・・
アンコ部分にもグっときてる感じがあって、あばれ太鼓でぐっときて歌えなくなっちゃうとき
は必ずといっていいほど「なんでさばけぬ 男の心」のとこなんですよね(笑)
歌詞でぐっとくるわけじゃなくて、「冬美ちゃん!日本一!!」の掛け声が大きかったり、ひ
と段落した後の歌詞がたまたまそこになっちゃうんです。
で、「むほ~~!!」って元気に唸れれば持ち直す。みたいな。
今回も、「なんでさばけぬ」のところでちょっと視線を外すような仕草がありました。
その後の「むほ~~~!!」はバッチリで力強く3番を歌ってくれました。
4回も完全燃焼する冬美ちゃんを、こちらも気合い入れてみていたので、全部終わったときは
灰になりました・・・
でもでも、すぐにでもやっぱりまた冬美ちゃんを見たい!!冬美ちゃんに会いたい!!
隣で見ていたキャリアの長い冬美ファミリーの方も、私に向かって「ね!みんなが冬美ちゃん
のことかわいいって言ってるでしょ!」と自慢していました(笑)
冬美ちゃんを好きだから、冬美ちゃんが誰かに褒められるのがうれしいんですよね。そういう
私も負けじと「ね!かっこいい・・・。ねぇ、かっこいいよね!!」と冬美ちゃん自慢をして
いました。
二日間の冬美ちゃん三昧の贅沢な休日が終わり、日常に戻った今日、郵便受けには新歌舞伎座
のチケットが♪♪
あぁ、なんと重い熱病にかかってしまったんでしょう・・・とても幸せです。
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