2021年3月 明治座詳細byじゅんくん

#71198
じゅんくん
 

1週間経ちましたが、合間を見てコツコツ書いてたヤツがやっとまとまったので、感想を載せたいと思います。

長文ですみませんが…、では「失礼いたします!」(お芝居冒頭の鶴ちゃんかめちゃん風。)

いつもの劇場公演なら毎週末に明治座通いなのですが、今回はコロナ渦で緊急事態宣言も出ていて、ギリギリまで本当に悩みに悩みました。
追い討ちをかけるように先月13日には東日本大震災の余震も起きて…。

考えぬいた結果、13日の昼と夜と追加された14日の3公演の観劇になりました。

そして、ウィンクやら投げキッスやらキュンやらバーンやら、いったい明治座で何が起きているのかと、それを実際にこの目で確かめるため!、、、じゃなくて…、待ちに待ったピン子さんとの再共演を見るために明治座に行って参りました!

考えてみたら、冬美ちゃんの生のステージは前回の「恋桜」以来でした。

久しぶりの生のステージでリハビリが必要なのにも関わらず、13日昼は5列目7番、13日夜は1列目32番、14日は1列目19番、と前列の席を確保しちゃいました。
目の前に冬美ちゃんが出てくると、自分が舞台に出るわけじゃないのに、ド緊張で心臓バクバクでしたf(^_^;

さて、まずは第一部のお芝居「かたき同士」。

物語は内容がわかりやすく、テンポがよく、見所満載でとてもおもしろかったです。

感想をいろいろ書きたいですが、おおまかに書くと…。

・前半の鶴ちゃんは気高いイメージだったが、後半は可愛くてギャップ萌え。
・かめちゃんのやること1つ1つがおもしろすぎ。
・鶴ちゃんとかめちゃんの手ぬぐいのシーンがおもしろい。
・鶴ちゃんとかめちゃんのバトルもおもしろいし、鶴ちゃんかわいい。
・薬を飲む鶴ちゃんがかわいい。
・酔っぱらいのシーンの鶴ちゃんがかわいすぎる。

あれ、かわいいばっかりだ(笑)。

酔っぱらい姿は、これ見せちゃっていいの?!、見ちゃっていいの?!って感じでドキドキ…。
こんな冬美ちゃん見たことない!って感じ。
冬美ちゃんの普段の酔っぱらった姿はこんな感じなのかと妄想してしまいました。。

2回目に見た時は13日の夜の部で、ピン子さんがセリフを忘れた大爆笑のレア回。

上手側の1列目で見てましたが、鶴ちゃんとかめちゃんが対面して喧嘩をする場面で、なんか昼の部と様子が違うような…と思ったら、鶴ちゃん笑ってるし、しかも冬美ちゃんが素で笑ってる感じで(笑)。
かめちゃんもセリフが全然出てこなくて笑って、元に戻そうとするけど、冬美ちゃんの笑いも止まらない(笑)

その後に気を取り直そうと、鶴ちゃんがブンブンと笠を振りまわすところで、後ろ向きでイスにぶつかって転びそうに…。

場面の最後にプン!で横を向いて暗転するところも、客席に笑った顔が見えないように、ピン子さん笑いこらえながらほぼ後ろを向いてました(笑)。

貴重なドタバタ回が見れてうれしかったです!

再来年あたりにまた明治座で公演があったら、石井先生が次の演目を用意してくれそうですが、是非また「かたき同士」でお願いしたいですね。

また見たいなぁ。
もう見れないのは、寂しいじゃないかぁ~。

 
 

ここからは、第二部のオンステージ「艶歌(うた)の桜道(はなみち)」の感想をざっくりと。

『あばれ太鼓』
宝さんの太鼓の後、イントロでせり上がってくる冬美ちゃん。
紫地に白のうずしおと金の波柄のカッコいい振袖。

トーク
ご挨拶やお芝居のお話、出演者のお話、次の曲紹介などをします。

『祝い酒』
笑顔で上手下手に行って歌います。ピン子さんがトークで「二つ並んだ 鶴と亀」の歌詞があるから、お芝居中のお鶴とかめが自己紹介する部分で千秋楽に“まるで祝い酒ね。”と言おうみたいなことを言ってましたが、実際に千秋楽でやったみたいですね。

『俺でいいのか』
久しぶりのステージだったので、生で聴いたのは初めてでした。
あの眩しすぎる咲顔を拝めて最高!

『男の火祭り』
宝さんの太鼓と、丹羽貞仁さんを始めとした4人のあっぱれ隊が登場して盛り上げます。
個人的に「あっぱれ ソーレ!」を明治座でやりたいなとずっと思っていました。
30周年と恋桜の時は入らなかったので、りんさんのレポートで曲目を知る前に、恐らく「感謝感謝の神様よ」の部分と思われる写真をニュース記事で見た瞬間、「『男の火祭り』入ったんだあ!ヨッシャー!!」って物凄く嬉しかったです。
間奏で片足をピョコって上げながら、楽しそうな笑顔で一周まわる姿もかわいかった!
「男の火祭り」は、やっぱり楽しくて次回の劇場公演でも絶対歌ってほしいです!!

そして、冬美ちゃんはお着替えへ。

愛ちゃんの『会津追分』、トークと『伊吹おろし』。
私が初めて愛ちゃんを生で見たのは、30周年の明治座の時でした。
王様のブランチのリポーターとかで知っていたので、可愛らしくて印象のいい方だなと思っていました。

その時は、「待ったなしだよ人生は」と「ぞっこん」を歌われて、トークでも冬美ちゃんのことを話されていたように思いました。
冬美ちゃんのカバーで頑張っているならと、CDも何回か買って握手もしてもらい、サインも書いてもらいました。

前回の恋桜の時も、冬美ちゃんやピン子さんがプッシュしているならと「尾曳の渡し」を購入し、握手をしてもらいました。
あと、確か五木さんとの高尾の時には「会津追分」を買ったと思います。

でも今回は、冬美ちゃんも自分のブッダのお話がありますから愛ちゃんの宣伝はできませんし、コロナ渦で握手会もなしですから、愛ちゃん自身が舞台上で「冬美さんのブッダのCDを買うついでに私のCDも買って下さい」とか「たった2人の事務所なので冬美さんを楽させる為にお願いします」とか言わないとみんな買わないと思います。

選曲に関しては、2曲歌うなら新曲は必ず選曲しますから、もう1曲はりんさんが書いた「待ったなしだよ人生は」とかデビュー曲の「おんな節」とかの明るい元気な曲で登場して、りんさんが書かれたような挨拶をし、新曲の「伊吹おろし」でさっきまでのハツラツとしたイメージをガラリと大人の雰囲気に変えれば印象に残ったと思います。

しかし、「会津追分」がカラオケファンにそこそこ売れたので、言わば愛ちゃんの代表曲ですから外せなかったのかな?
演歌の世界では、1曲売れたら次に出す曲でさらにヒットを狙うように、同じような曲を出すことがよくあります。
○○三部作もあるあるなので、レコード会社的にも「会津追分」が売れたから、次は同じような「尾曳の渡し」にしよう。だったら、ご当地ソング三部作にしようと次は「伊吹おろし」にした。そのような気がします。

今回は、2曲ともマイナー調の演歌に加え、トークも冬美ちゃんのお話がほぼほぼありませんし、クスリと笑えるようなお話もないので、歌謡ショーで愛ちゃんの出演部分だけ淀んでいるような感じになっちゃってました。
愛ちゃんの前が「男の火祭り」でとびきり明るいのでよりそう感じさせます。

ちなみに、明るいコード進行の演歌がメジャー調で、暗いコード進行の演歌がマイナー調だという認識ですが、違っていたらごめんなさい。
冬美ちゃんの作品だったら、メジャー調が「祝い酒」や「大志」などで、マイナー調が「能登はいらんかいね」や「船で帰るあなた」など、だと思います。

カラオケファンに好評だったマイナー調ご当地ソング三部作が終わった次(今)が、愛ちゃんの本当の勝負どころだと思います。
ここから飛躍するのか墜落するのかは愛ちゃんの頑張り次第です。
偉そうなこと書いてすみませんが…。

あと、普通ゲスト出演の若手歌手は新曲を歌えてもせいぜい2コーラスです。
ただでさせ短い時間の歌謡ショーに、若手がフルなんてまずありえません。
恐らく、冬美ちゃんがフルで歌うように、愛ちゃんへの心遣いとして与えてくれているんだと思います。

あ、ついつい長くなっちゃいました…(汗)

 
 

気を取り直して、、、

『また君に恋してる』
階段を降りるときに、転ばないか心配でずっと足元ばかり見てしまいました。
最近の劇場公演では、2コーラスが多かったですが、今回はフル。
最後のサビ前の間奏で、一周大きくステージ上をまわりますが、美しすぎてまぶしかった!

トーク
カバーのお話やお母様のお話、戸籍がきれいだと言うお話などをされ、「誕生」へ。

『誕生』
事前のインタビューで1曲カバーを入れるというようなお話があったので、いつもなら3曲だけど、1曲だけだと結構単体でスケール感のある作品が来るのでは?と予想してました。ピン子さんも好きな「片想いでいい」あたりかなと思っていたら、まさかの「誕生」。

私は、中島みゆきさんの「誕生」を冬美ちゃんが30周年リサイタルで歌ったときに初めて知りました。
あの時も魂の熱唱で感動しましたが、今回は時期的に東日本大震災から10年のときだったので、いろんなことが込み上げてきました。

今生きているのは当たり前じゃないんだ。
あの時死んでたかもしれない。
冬美ちゃんに出会えてよかった。
同じ時代に生きれてとても幸せ。
いろんな想いが込み上げてきました。

この「誕生」を毎日歌って頂けたのは本当にすごいことですね。
いつか、アルバムに収録していただきたいです。

【3/14(日) ホワイトデー特別バージョン】
『愛の詩~Piano Version~』
思いがけず、久しぶりに「愛の詩」を聴けました。しかもピアノバージョンで。

そして、三田村さんが出て来て「いつでも夢を」をデュエット。

三田村さんは、お芝居では前回の恋桜で「上を向いて歩こう」を、今回は「梅は咲いたか」を少し歌われております。
歌のうまい方なんだと思っていましたが、100曲以上もオリジナル曲があるとはビックリしました!(失礼ながら。)

そして、たっぷりお話をされ、三田村さんの「マイ・ウェイ」へ。

しかし、まさか「マイ・ウェイ」の歌い出しで止めると思わなかったのでズッコケました(笑)。

そのあと登場するピン子さんもトークで「三田村、歌長いんだよ!」と皆の声を代弁してくれているようでした(笑)。

『ピンちゃんのブッダコーナー』
おかっぱ&振袖姿(30周年ツアーのラストの着物)のピン子さんが後ろ向きでブッダのイントロでせり上がってきて、後ろを振り向くと演奏がぐちゃぐちゃに。

手には、大きいみたらし団子の模型を持っています。
ピン子「バラしちゃうけど、裏側は予算がなくて塗れなかったの。」と、真っ白な後ろ部分をひっくり返して見せてくれます。

毎回大爆笑のピン子さんのトークを再現することはできませんが、思い出せる部分を書いてみたいと思います。

〈13日(土)昼の部〉
「今日はテンテンが来てるの。天童よしみさんとお母様が。私「チンド物語」が好きでずっと「チンドン物語、チンドン物語」って言ってたっけ、あれン付かないのね。今日初めて「チンド物語」って知りました。ごめんなさい。」
「ブッダも覚えてくれたのよ。私はゲリラあめ~の所を真っ先に覚えたわよ。」

〈13日(土)夜の部〉
ピン子さんが客席に振り向くとカーーーン!と鐘がなります。
ピン子「鐘はいらねえんだよ!何がカンカンだよ!(声色を変えて)カンカン観光でございます。」と、あのぴったんこカンカンの名物バスガイドさんが一瞬登場!
わぁ~うれしいって思ってたら、おもむろに草履を脱ぎはじめて土下座。
「笑っちゃってごめんなさい。」と、お芝居でセリフを忘れちゃって笑っちゃったことを謝ります。

「まさかあんなに冬美ちゃんが笑うと思ってなかった。持ち直そうと冬美ちゃんが頑張るけど、今度は冬美ちゃんが壊れちゃって(笑)。イスで転びそうになっちゃうから、喧嘩してるのに助けにいったわよ!やっと戻したと思ったら三田村が立ち上がるときによろけっちゃって、それでまた笑っちゃう(笑)。」

「ブッダのCDを楽天とかアマゾンで買ったのよ。使い方よくわからないから数量間違えて買ったけど、まぁいっかって。宅配便のお兄さん来たら、これどうぞってあげたのよ。ジャケットにあの人(冬美ちゃん)の顔書かれてなくて字だけだから、見るなり“ブッダのように私は死んだ”って一体なんですか…?と聞かれて、うちに帰ったら見て!って。男の人だからお尻出てるの(ブルーレイ付)やったの。きぃ~つかってんのよ!!」

爆笑コーナーの最後には、「冬美ちゃんも夢が叶いました。桑田佳祐さんに曲を書いていただきました。」
「2020年11月11日、私達はあの日を忘れることはないでしょう。『ブッダのように私は死んだ』」
と、しっとりと曲紹介。

 
 

『ブッダのように私は死んだ』
ピン子さんの曲紹介が終わり、冬美ちゃんがイントロでせり上がってきて、かんざしを抜き、髪をおろします。
着物はブッダのミュージックビデオの振袖。
舞台にはドライアイスが流れてまさに天界のよう。
バックにはミュージックビデオが映されますが、ベッドシーンはヘビメタのライブばりの照明の点滅で目隠し。
個人的にこの点滅、稲光のような感じもあり、サスペンス感もあり、好きな部分です。

そして、このブッダが、歌も振りも素晴らしくてたまらない!
今も毎日思い返しています。
実際に見た、最後のサビ前の間奏のダダン!からの部分もカッコよすぎ!
私はこの髪型の着物ブッダが1番大好物です!
テレビでもこのバージョンが見たい!!

『火の国の女』
曲の前に琵琶の音源がなります。今回もフルですが、コンサートのみである最後の間奏はカットでCDのようにサビを繰り返して終了。

トーク
ブッダにまつわるお話や最後の挨拶などをされました。

『夜桜お七』
「春はもうすぐそこです。」と曲紹介されますが、ちょうど14日には東京の桜の開花宣言も出て、冬美ちゃんが桜前線をつれてきた感じになりましたね。
いつもは「火の国の女」や「風に立つ」で終わるので、ラストが「夜桜お七」はとても新鮮でした。

『エンディング』
エンディングは「夜桜お七」をアレンジした演奏で、個人的にいいなと思いました。

上手下手に行って「どこにも寄らずにまっすぐ帰ってくださいねぇ。」と手をふりながら言います。

そして、「またお会いしたいですねぇ!」とお名残惜しそうに言った一言には、コロナ渦を生き抜いてここにいる全員とまたいつか会いたい!と祈りのように心の底から言ってくれるようで、その言い方に泣きそうになりました。
あの場にいた全員が、また冬美ちゃんとお会いしたいと思ったはず。

そして幕が降りる寸前(2階3階からは見えないかもしれないギリギリの位置で)、13日の夜は高速投げキッス、14日はお隣のアンジェリーナさんにやったウィンクの余波にやられました。。

公演が終わって、束の間の余韻の後にすぐ宮城へ飛んで帰り、現実の世界に戻りましたが、さっきまで明治座にいたんだよなぁ、夢じゃないよなぁ、と幸せを噛み締めました。

次に大阪などで再演があるかもしれませんが、是非また明治座で再来年あたりに再演してほしいなと思いました。
その頃にはコロナが収まって、今回見れなかった方にも見ていただきたいなぁと思います。

早速ですが、明治座さんへ公演の感想と再演の要望を送りました。

また、公演の様子を撮影していたというお話がありましたが、YouTubeの10分くらいにまとめたダイジェスト用に撮影した可能性もありますので、是非ともフルで配信していただきたいですね!

あと、明治座オンラインショップ「明治座横丁」では公演のパンフレットを購入することができますので、行けなかった方もチェックしてみてください。

私は、次にいつ冬美ちゃんにお会いできるかわかりませんが、生きていれば必ずまた会えると信じています。

冬美ちゃん、ピン子さん、幸せな時間をありがとうございましたm(__)m

本当に長々と失礼いたしました。(>.<)

 
 

最後に、第二部のセットリストをまとめておきます。

坂本冬美オンステージ2021「艶歌(うた)の桜道(はなみち)」
※13日(土)&14日(日)の公演より。

~オープニング・太鼓演奏〈大塚 宝〉~
♪あばれ太鼓(1番,3番)
トーク
♪祝い酒(1番,3番)
♪俺でいいのか(1番,3番)
♪男の火祭り(フルサイズ)

♪会津追分(1番,3番)〈森山愛子〉
トーク〈森山愛子〉
♪伊吹おろし(フルサイズ)〈森山愛子〉

♪また君に恋してる(フルサイズ)
トーク
♪誕生(フルサイズ)

【3/14(日) ホワイトデー特別バージョン】
トーク
♪愛の詩~Piano Version~(フルサイズ)
トーク〈with 三田村邦彦〉
♪いつでも夢を(1ハーフ)〈with 三田村邦彦〉
トーク〈with 三田村邦彦~三田村邦彦(ソロ)〉
♪マイ・ウェイ(フルサイズ?)〈三田村邦彦〉

~ピンちゃんのブッダコーナー~

♪ブッダのように私は死んだ(フルサイズ)
♪琵琶(音源)~火の国の女(フルサイズ※ライブVer.のラストの間奏なし)
トーク
♪夜桜お七(フルサイズ)
~エンディング~

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