坂本冬美 「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」

5日のニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」のゲストは坂本冬美さん

千客万来のインタビューが放送される前に、徳光さんが坂本冬美さんが過去に新境地を切り開いたお話をするコーナーがありました

♪蛍の提灯(作詞:阿久悠、作曲:宇崎竜童)

徳光さんが好きだという曲
デビュー10周年の節目に挑んだ意欲作
冬美さんはレコーディングに立ち会った宇崎竜童さんに「真面目すぎるよ!もっと崩して歌ってくれ!」と指摘されたそうで、冬美さん曰く「レゲエっぽいリズムが非常に難しかった、必死で歌ったんだけれどなかなかOKがもらえなかった」
当時はキャリアも浅いし、テクニック的な引き出しもほとんど自分の中にはなくて、歌いこなせなかったという本音を明かしてくれたそうで
それから数年経った後に宇崎さんから「冬美、色っぽくなっていい歌になってるね!」と初めて褒めてもらって冬美さんは嬉しかったみたいだったと

♪ざんげの値打ちもない(作詞:阿久悠、作曲:村井邦彦)-「冬美・いい歌みィつけた!~阿久悠と黄金の’70年代」(1995年発売)に収録

週刊文春の巻頭グラビアにびっくりしたという徳光さん

冬美さん:これはですねぇ、「ブッダのように私は死んだ」という桑田佳祐さんが書き下ろしてくださった作品をイメージして、その主人公の気持ちで臨んだんですけども、あれってよく見させていただきますと、チラチラっと足がチラッと出たり、ちょっと胸元がチラッと出たり、少しいやらしくないセクシーさじゃないですか、でどっか出さなきゃいけないのかなと思って(笑)まっ背中だったらドレスも着ますんでね、ちょこっとぐらいなら大丈夫ですよって言ったら、背中なもんですから、でカメラマンさんが女性の方だったですし、スタッフの方も女性ばっかりだったんで、多分気を使ってくださって・・・背中だからどれくらい出てるか私わからないんですよ、正直言って、写真見て「わぁ~!こんなに出てたんだと思って」(笑)知らないうちに上手に降りてたんですね

徳光さん:結構ギリギリのところまで、キレイな背中なんだよなぁ!ホントに色白なんですね!

冬美さん:照明ですよ!照明で!

テレビ東京の番組ゲストで「ブッダのように私は死んだ」を披露した後、すぐにこの番組で流したところ反響がすごかったと

冬美さん:私は気が付かなかったんですが、コンビニでこの歌が流れてきたっていうのを聞いて、まず私の歌手人生でコンビニから私の歌が流れることは初めてのことで、ですから演歌とか歌謡曲を聞く世代じゃない方にも聴いていただく、そういう機会が多くなって嬉しいなと思ってます

♪祝い酒(BGM)

冬美さん:私これまできっとね、和服を着て演歌を歌う坂本冬美というと、ちょっと優等生的なところがあったと思うんですね、私は演歌歌手だからこれをやっちゃいけないとか、これをやるとイメージダウンになるかもしれないとか、やっぱりどっかにそういうのってあったんですね!どこかで、でもうちのプロデューサーっていうか、歌を作るに当たって、これからの坂本冬美はどういう方向性で行くかってのを常に話し合ってるんですけども、「あなたはここで殻を破らないと、一皮むけないと次のステージに行けないよ!」って数年前から言われていたんですね、殻を破るって簡単に言うけど、どうすればいいんだろうって自分の中で自問自答しながら、そんな中で35年に向けて「何か夢がある?」と言われたときに、「学生の頃から好きだった桑田さん、デビュー当時に抱いていた桑田佳祐さんに曲を書いていただきたい」っていうことを私が言ったんです、「私の夢はこれだけです!無理だと思いますけど書いてもらいたい!それが夢です!」って言ったら、「無理だよ!」っていう、言葉にはしなかったんですが目をしたんですよ!それはわかるんです!私も無理を承知で!「じゃぁその想いを手紙に書いてみよう」って言ってくださったんで、お手紙を書いて、なんとか桑田さんの手元に行くよう、なんとか自分たちも頑張るからって言ってくださってお手紙を書いた、桑田さんへの想いを、中学時代にサザン・オールスターズと出会った、おととしの紅白でそばで歌を聴かせていただいて感動したっていうことを書いて、叶うならば曲を書いていただきたいっていう想いを書いてお渡しいただいたんです!そうしましたら数ヶ月後に・・・

冬美さん:ここで殻を破らなければいつ破るんだってことですよね!これはもうホントに私は清水の舞台から飛び降りるようなつもりで、今までの坂本冬美はすべて捨てようと思って臨みました

徳光さん:チャレンジはどうですか?やってみて、チャレンジするっていうことは、これまでもされてきたかもしれませんけども、今回ほど大きいチャレンジはないと思うんだよね

冬美さん:そうですね、今まで色々チャレンジしたって思われてるんですが、私保守的で怖がりなんですね、だから自分からこれやりたいって言ったこと一度もないんです!ですから自分で動いたのは休業中に二葉先生にお手紙を出させていただいたこと、そして今回桑田さんに曲を書いていただきたいって動いたこと、この2つ以外は自分のアイデアって今までひとつもないんですね、そういった意味ではホントに優秀なスタッフに背中を押されたり引っ張られたりしながらここまでやってきて、そういった意味では自分の意思で動いたのはこの2回しかなくて

コロナ禍の中でのプライベートはどうしていたか?

冬美さん:韓流ドラマですよ!(笑)「愛の不時着」ですね!でも実はその大昔に、ヨン様、ビョン様時代ですね、そのころが第一回目の韓流ブームですよね!そのときにイ・ビョンホン様にハマりまして、それからずーっとビョンホン様愛はずっと続いてるんですが、このコロナ禍で皆さんが「愛の不時着」は見たほうがいいって、どなたにお会いしてもおっしゃられるんで、それを見たがためにまた沼にはまっちゃったっていう感じで(笑)

徳光さん:ソウルの沼にハマりましたか!ハマるとどうなるんですか?「愛の不時着」以降は?

冬美さん:色々見ましたよ!「梨泰院クラス」だとか「サイコだけど大丈夫」だとか

石川さん:これだいたい通りますね!その道を

冬美さん:通りますね!「バガボンド」とか

徳光さん:そうなんだ!うちのみゆきちゃんがホントはまってます

石川さん:話が合うわ、ですよね

冬美さん:合いますよね!その後は韓国の時代劇にいきまして、それを聞きつけたうちの社長は昔っから韓国ドラマをNHKとかでよく見てて大好きなんですよ!今中国ドラマがいいぞ!ということで、ご自身が持ってらっしゃる「瓔珞(エイラク)」というDVDを、七十何話あるんですよこれ!でもこれ借りちゃったから見なきゃいけないと思って、見ました七十何話!

徳光さん:それどれくらいの時間かけてですか?

冬美さん:でもこれ私ねぇ、2週間位で見ましたね

徳光さん:スゴイね!じゃコロナの間すーっと韓流とチャイナにハマってたわけですか!?

冬美さん:そうです!もうねぇよくテレビの前のテーブルに何もかも手が届くところに置いといて(笑)立ち上がるのはお手洗いだけで

石川さん:やりましたねぇ!

冬美さん:次見たらまた次見たくなっちゃうんです

石川さん:一日何時間いきました?

冬美さん:まぁ8時間位で止めましたけど、朝4時位まで

♪ブッダのように私は死んだ

徳光さん:桑田佳祐スゴイなぁと思ったのは、坂本冬美はここでどういう音を出すんだろうかと思うような高音が魅力であるにも関わらず、冬美ちゃんの低音の魅力を最初に持ってきてるってとこが、これはずいぶん坂本冬美を研究してるなっていうふうに思いましたね

冬美さん:はぁ~確かに・・・最初の出だしのホントにAメロBメロあたりは今までの歌の中にはない声の色かもしれませんね

徳光さん:ないですよね!じゃないかなと思うんです、で歌い方も一番最初の歌いだしのところも、ささやくようにつぶやくように、でも明確にっていうねぇ、こういう歌い方はホントに珍しいなぁと思ったんです

冬美さん:そうですねぇ!だからなんか、ホントにすべてが、これレコーディングしたときの最初の方のテイクなんですけど、とにかく桑田さんがもってらっしゃるイメージ通りの歌が歌えるだろうかという怖さがあったんですね、ですから恐る恐る私歌ったんですよ、それを桑田さんは言葉を置きにいくっておっしゃったんですが、そのテイクを使ったっておっしゃってました、その後私も自分らしさを出していったんですが、結局最初の方のテイクを使ったっておっしゃってましたんで、ちょっとおそるおそるな感じなのかなと

徳光さん:そういう歌い出しなんですね、途中からホントに完全に桑田メロディーになってくるじゃないですか、これは歌ってて気持ちよかったですか?

冬美さん:ホントに桑田さんのサウンドなので、でもここのサウンドに乗っている言葉っていうのが結構ドキッとする言葉じゃないですか、詩で見たときに、これをどんな風に私は表現するんだろうと思ったら、このちょっとポップなリズムだったんでちょっとホッとしたりなんかしまして、このリズムをちゃんと刻んで歌えばいいんだと・・・

・・・

徳光さん:全部やっぱり坂本冬美のことを、しっかり何度も坂本冬美を聴いて作られて曲だなっていうのはボク率直な感想ですよ!

冬美さん:嬉しいですぅ!

徳光さん:いやスゴイなと思いましたね!これね!これ冬美ちゃんでなければ聴きたくないですよ

石川さん:よくこんな難しい歌を歌いこなすなぁと思って!

冬美さん:覚えるまでホントに何百回もまず桑田さんの歌を聴かせていただいて、自分がレコーディングしてから自分の歌ってそんなに聴かないんですけど、やはりCDに近い状態で歌いたいと思って、常に歌う前は聴くようにしてます、なるべく崩さないように、どうしてもこう感情過多になってしまうんで、どんどん

徳光さん:で桑田佳祐の注文通りにはなったわけですか?

冬美さん:CDはね・・・CDはなんとかおさまりましたんで

徳光さん:出来上がったときはどういうコメントがありました?彼から

冬美さん:まず私が歌った歌を聴いてくださって「はぁこんな風になるんだ」っておっしゃってくださったんですね

徳光さん:発見だ!それは桑田さんにとっての発見だね

冬美さん:それがいいのか悪いのか私にはちょっと聞く勇気はないので、なんとなく「あっ今感想を言ってくださったんだ」と思って、でも「あっ!て変な顔しなかったから大丈夫なのかな?」なんて感じでしたけども

徳光さん:それはそうですよ!言葉に出すってことは桑田佳祐にとって「やった!」「ちょっと得した!」ってことですもんね、でもいい交流でしたね、これはね

冬美さん:も~ホントに幸せです!もうこれ以上のことを望んだら私ホントにバチが当たっちゃいます!ホントに

徳光:今年の紅白の出場者の顔ぶれ見ますとね、男性は五木ひろしさん、氷川きよしさん、山内惠介さん、三山ひろしさん、この4人と純烈ですよね、女性の方は冬美さんに、石川さゆりさん、天童よしみさん、水森かおりさんと、どうです?今もう掛け値なしにあなたがやっぱり女性演歌歌手としてリーダーだと思うんでありますけど

冬美さん:いやぁ・・・

徳光さん:間違いなくリーダーだよね、みゆきちゃんこれね

石川さん:はい!

徳光さん:五木さんがよくおっしゃってるようにね!そういう意味では坂本さん自身今年の紅白はどういう風に臨もうと思ってらっしゃいますか?

冬美さん:そうですねぇ、今年はコロナでこの1年みんなが誰もが苦しかった、私だけじゃなく誰もが苦しかった1年でしたので、紅白を見てすべてを嫌なものを全部振り払って、紅白が終わって除夜の鐘を聞いたら新たな年ですから、まだまだコロナは終息しないにしても、でも気持ちは、オリンピックもありますし、新しい年は絶対良くなるんだっていう思いを皆さんに持っていただけるような歌を届けなきゃいけないと

・・・

歌手生活35年めに向けて

冬美さん:私は「ブッダのように私は死んだ」という曲をいただいたことによって、ホントに殻をやぶったつもりでいますので、これからはもうなんかこれは恥ずかしいとかそういうの一切ないですね!なんでもやっちゃいます私!それくらいの覚悟が、できましたね!ホントに何だってって言ってもヌードはやりませんけど(笑)やりませんけど、グラビアもあれが最初で最後ですけど、歌に関して言えば何だってチャレンジしたいですし

徳光さん:まだチャンレジするものありますか?歌で・・・例えば、ジャズとかロックとか

冬美さん:ジャズもやってみたいと思います、シャンソンも歌ってみたいですね

徳光さん:ロックみたいなものは

冬美さん:桑田さんと一緒に歌いたいです!

徳光さん:これいいですね!

冬美さん:桑田さんと一緒に歌いたい、はい

徳光さん:原由子さんにちょっと右へそれてもらって

冬美さん:いやいやいや、サザン・オールスターズの中にちょこっと加えていただいて

徳光さん:これはあり得る!これは実現するかもしれないですね、桑田佳祐と坂本冬美がお届けします2人紅白歌合戦というのを

冬美さん:ゲストで行きたいですよねぇ!

徳光さん:紅組の方をあなたがやって白組の方を桑田さんがやるっていうのは

冬美さん:やぁ最高!ねぇ!ぜひともコーラスだけでも行きたいです!

徳光さん:なるほど!そこまでですか!これほどまでに一人の男性に惚れ込んだってことはあんまりないんじゃないかなと思うほどラブメッセージもいただきました

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