哀歌〈ネタバレ〉読んじゃダメ(笑)

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  • #13714
    りん
    キーマスター

    12時超えたってことで書いちゃいますけど、聴いてない人は絶対に読まないでください!

    なら書くな?

    ヤダ!書きたい(笑)

    ここ最近の恒例となった新アルバム鑑賞会。

    ライブ観るのと同じ緊張感で、視覚情報シャットアウトして、音のみに集中。

    薄暗くして聴き始めたけど、3曲めくらいからはさらにそれでも視覚が邪魔で目を閉じっぱなし。。。

    「初めて」は1回しかないから、集中力を高めてその1回をずーーーーーーっと待ってたんだもんねと♪

    なるべく曲順も曲目も忘れ、限りなく先入観もシャットアウト!

    イントロが始まり。。。

    このイントロも意外すぎ。

    なんの曲だっけ?くらいまでケロリと忘れたので

    「心が忘れたあの人も」

    と聞いて初めて「あ。雨雨降れ降れだ!」と。

    歌い出しの声も意外!!

    低い!!

    カッコいい。

    とにかくカッコイイ!!

    ああ、私がイメージして理想としてる「坂本冬美」って。まさにコレ。の連続。

    1曲づつの感想は置いといて、本当に一気にビリビリ感動しながら、もう終わり?と五木さんの声を聴いて思いました。

    こーゆーと、「なんでもいいんでしょ?(笑)」って言われそうだけど、敢えて言っちゃうけど、全部。本当に全部カッコいい。

    ギターの音、ピアノの音、もちろんボーカルが最高なんだけど、前奏で待たされても早く!早く冬美ちゃん!て思わない。

    気持ちいい。カッコいい。素晴らしい。

    一声が、一音が全部、全部カッコよくて気持ちいい。

    誰にもできない。「坂本冬美」にしかできない。「今の坂本冬美」にしかできないことだらけ。

    ぽっと出じゃタダの企画モノになっちゃう。
    自分の大ヒット曲も王道演歌あり、また君ありの冬美ちゃんのみに許されたこの自由。

    冒険なのか、当たり前なのか。
    演歌へのプライドなのか、「坂本冬美」へのプライドなのか。

    私ならこう表現します。

    そう言い切ってるようで、楽曲もカッコいいけど、坂本冬美という存在、生き方、表し方が気高くてカッコいい。

    私の憧れて、尊敬して止まない「坂本冬美」はコレです。正にコレです。わかるでしょ?
    コレなら何故ゴッキリハマっちゃって命より大切だとマジで言っちゃうとわかるでしょ?

    誰にでもなく自分に自慢しちゃう。

    私ってホンモノのわかる女だったでしょ。って。

    若干心配してたのは冬美ちゃんの声以外が聴こえてきたときに残念な感じになるのでは?と思っていた「居酒屋」

    冬美ちゃんの声以外が冬美ちゃんアルバムに入るのが大嫌いなのに、五木さんの声から始まる居酒屋は不思議なことに違和感ゼロ!!

    びっくり。

    とてもとてもとても自然。

    なぜ??謎。

    どっちかって言ったら百夜行のほうが違和感だもの。
    歌詞、多いなぁ。そんなに全部説明しなくても大丈夫だぞ。先輩方の歌詞を見てよ。冬美ちゃんが歌うなら「ららら」でも全ての感情は伝わるから、もっと信じて歌詞を削って。みたいな。

    1曲ごとでいくと、雨の慕情は冬美ちゃんの低音の魅力に八代先輩登場というか、情歌での舟歌も併せて八代さんの魅力と冬美ちゃんの魅力に通じる世界があって。

    ただの私の好みという噂ですけど(笑)
    キレイでカッコいい人が好きなので。

    あの八代さんのハスキーな魅力とは違うんだけど、世界観でリンクする部分は私にはあるので、ちょーーーーー好き♪

    途切れるように、ささやくような八代節より滑らかに「歌」って感じの冬美ちゃん。

    歌詞がね。いい歌ですねぇ。

    ENKAだけど「哀歌」ってこーゆーことか。って。

    メロディーへのウンチクは音楽わからないかけど、歌詞を感じるのは好きなのでこの歌はもともととっても歌詞が好きなんで。

    たまんない♪

    冬美ちゃんのボーカル力が強いから情歌のときからですけど、番組のBGMで流れると原曲との違いはわかりにくいんですよ。
    正しいんです。冬美ちゃんのボーカルは。
    アルバムでちゃんと聴かないと機微がわからない。

    これENKAシリーズ共通の見解です。

    このアルバムの最初の曲に雨の慕情を選んだのはイントロも歌い出しも意外というか、規格外なインパクトがあったからかな?と思いました。

    今時の表現を使うなら「想像の斜め上を行く」って感じ。

    もう、何が来ても驚かないくらい驚いときました。

    これ、好きだーー!!

    次はサビまで行かないと原曲知らなかった「骨まで愛して」

    冬美ちゃんが歌うと切ない( ; ; )

    良い歌ですねぇ。健気( ; ; )

    なんか、イントロ聴いたら爽やかな歌が始まると思ってたら、後半切なすぎて( ; ; )

    うちの子にこんな想いさせたなら責任取ってよ!なんて。。。

    こーゆー一途な歌詞、似合うなぁ。

    アレンジは「シャレオツ」

    ♪なんにもいらない 欲しくない♪

    のところから一気に情念が。。。

    健気かと思ったら大火傷。

    こーゆー表現て、冬美ちゃんにとっても似合うと思っちゃいます。勝手なイメージですけど。

    「酒よ」はタワレコで聴いてるはずなのにわかりませんでした。
    ライブ至上主義なんですが、ENKAシリーズに関してはアルバムを上回るライブなし主義(笑)
    言い方が悪いと思うのですが、ENKAは神経質なほどひとつひとつの音がビシっと決められてる感じがして。。。

    ライブで「再現」するのは不可能。

    ライブ至上主義ではありますが、ライブの「ENKA」とアルバムの「ENKA」はベツモノ。

    アルバムの完成度の高さにライブでの再現は不可能なんです。

    タワレコとこイメージ違いも、アルバムバージョンとライブバージョンと思わないと。

    アルバムの神経質なほどの音の整えられ方も好きなんです。

    次はヘッドバンキングするくらいの「帰って来いよ」

    好みからしたらナンバーワンなわけで。

    目を閉じながらも自然とヘッドバンキングなわけですわ。

    これは、もう、「私のためにやってくれてるの?」と勘違いしてもしょーがないくらい好みと合致。

    唯一、ライブバージョンがアルバムを超える可能性があるとしたらこの曲です。

    ああ、生きてて良かった♪(独り言)

    次は「おもいで酒」

    これ、アルバム収録曲目として失念してたから♪むーりしーてーのんじゃー♪って歌い始めて、おおおおおお!ってなりました。

    以前、「雪椿」も冬美ちゃんバージョンてわ良い楽曲だなぁ。と思いましたがフラッシュバック。

    正直、小林幸子さん苦手なんです。
    顔が歌ってるみたいな、グッと押し付けてくる歌い方が。
    でも冬美ちゃんバージョンで聴くとこれまた良い楽曲なんだなぁ。。。

    「酒よ」と「おもいて酒」で家にあるお酒が焼酎しかなかったけど、飲み始めてしまいました。

    なんの思い出もないけど、なんかそんな気分になりますなぁ。

    「哀歌」を体感。。。。

    「紅とんぼ」これはズルいでしょう。素晴らしすぎる。アレンジも元の歌詞のインパクトも。

    以前は冬美ちゃんに場末のスナックは無理。と思ってたのに、いつのまにか私の冬美ちゃんはこんなディープな世界も表現できるようになっていたんですね( ; ; )
    できれば一生こんな歌が歌えないクリーンな冬美ちゃんでいて欲しい。。。

    もろもろ思って最も泣けちゃう歌です。

    酒すすむ(笑)

    「アカシアの雨がやむとき」もタワレコよりアルバムだなぁ。

    こんな丁寧に復活させられたから、楽曲喜んでるだろうなぁ。。。

    昔、昔の冬美ちゃんのライブバージョンとは10皮剥けちゃった一声ごとに感動。
    冬美ちゃん自身も経験を積み上げ、不幸な経験はないことを祈りますが、こーゆーのが歌の深みと言うのでしょうか。。。

    メロディーラインの美しさと感情が入り混じって「今の」坂本冬美だからこその素晴らしさです。

    次はこれまたイントロからはわかりませんが
    最も原曲に近いと思いました。
    元々が相当にオシャレな演歌だったんでしょう。

    変えようがないほどのオリジナリティ。
    さすがはるみ先輩っす。

    かなり原曲の歌い方というか歌詞や世界観の解釈が異なる「ENKAシリーズ」ですが、前回の大阪しぐれも、この北の宿も、アレンジは変わっていますがはるみさんの解釈と冬美ちゃんの解釈って共通してると感じてしまいます。

    表現方法だけ異なる楽曲と、歌詞の解釈が異なる楽曲があるように感じてるんです。

    歌詞が振れ幅を持たさないのか、はるみさんの影響が濃いのか、何故かはるみさんの2曲は同じ解釈と思われます。

    次が「帰ってこいよ」に次いでビックリソングっす。

    カッコいい楽曲を冬美ちゃんがカッコ良すぎる歌い方。

    NHKには知られちゃなんねーだ。

    意外と冬美ちゃんと「悪女」似合うんだよなぁ。個人的には儚く健気も好きだけど、可愛そうになっちゃうから、悪女キャラのほうが安心して見られるというか。
    聴いてるだけなんだけど(笑)

    タイトなドレスでカッコよく歌ってる冬美ちゃんが想像できるなぁ。

    もっと前に感じてたことだけど。やっぱりビルボードライブって情歌と哀歌のみでもできたでしょう。

    なぜにシャンソン。なぜにちあきなおみの世界とバリバリの演歌もやってくれたんだろう?

    まさに「ENKA」とビルボードって合うなぁ。

    またやってくれるかなぁ♪♪♪♪♪(笑)

    で、居酒屋。

    五木ひろしさんの声を生歌以外で聴くのが初めて(笑)

    さすが、素敵なお声なんですね!
    なんで生歌だとモノマネに似せるような歌い方するんだろ?
    この声なら好きだわ♪♪

    居酒屋。これもやっぱり名曲♪

    からの「百夜行」なわけです。

    こうなるとね、百夜行は分が悪い。

    数々の名曲と比べちゃうと、なんか過去の「坂本冬美」をAIにぶち込んで「意外」を足してシャッフルしたように感じちゃう。

    過去の名曲の1つ1つがあまりにもオリジナリティ高すぎだし、精査されまくって歌詞の文字数も少なくて歌手に委ねてる部分が多くて。

    誰でもは歌えない。「八代亜紀だから」「都はるみだから」って。

    いいんですよ。冬美ちゃんに新曲は必要なんでしょう。

    でもね、悪いけどこのくらい素晴らしいカバーといえども歌詞もメロディーも見ちゃうと、聴いちゃうと。

    果たして、今の冬美ちゃんに相応しい楽曲を作れる人はいるのだらうか、なんてね。

    新曲である必要もないわけなんです。
    過去の名曲のほうが素晴らしければ、こうしてこんなにもカッコよくやれちゃうのが「坂本冬美」なんです。

    なので、新曲やカップリングはよっぽどじゃなきゃ出さない。でもいいんです。

    私的には世界中の楽曲を冬美ちゃんで聴きたい!と思ってるので情歌も哀歌も大歓迎!!

    これだけやってきた冬美ちゃんに許されないことなんてないんです。

    好きな歌を歌いたい歌を、伝えたい方法で、自由に表現してくれたら、私はマジで幸せです。

    ああ。ENKAⅡ〜哀歌〜

    シビれるっつーの!!

    今日がまだ始まり♪

    配りまくって演歌の本当のかっこよさ伝えるぞーーーー!

    実は「酒よ」から飲み始めて今はかなり酔っ払いなので支離滅裂なところはご容赦ください。

    自分の「初めて」を忘れたくなかって備忘録でした。

    #13715
    りん
    キーマスター

    明日読み返して修正入れますが?今はとにかく感動!

    あの歌声。

    天然ものでありつつ、努力でありつつ、私が求め続ける「坂本冬美」がここにいる。

    かっこよすぎる。うますぎる。アルバムじゃ見えないけど、美しすぎる( ; ; )

    冬美ちゃんが素晴らしいのはもちろんのこと、音が最高!アレンジと言うにはその域をはるかに超えたオリジナリティ。

    誰が評価しなくても、こうして作品に残る才能たち。

    今になって演歌はENKAに昇華し歌い継がれる。

    演歌は好きですよ。冬美ちゃんが歌う演歌。

    その魂は古いしきたりじゃなくてハートでしょ。

    ホントにホントににかっこよすぎるやろーーーー!!!

    #13721
    りん
    キーマスター

    ああ♪♪

    いい声だなぁ( ̄∇ ̄)

    癒されるぅ。。。

    まだ読み返してないけど、昨日の自分の書き込みが長すぎてゲンナリ(笑)

    今夜はまーったり哀歌聴いてます♪

    気合い抜いて聴いたら、この心地よい歌声にただただ癒される♪♪

    気持ちいい( ̄∇ ̄)

    なんだりかんだり難しいことはわかんないけど、この歌声が大好き♪

    演歌よりも歌声が際立って気持ちよく聞こえるのは何故?

    わっからーん!

    でも、とにかく気持ちいい( ̄∇ ̄)

    指先まで歌声に満たされる感じ♪

    ああ、幸せ〜( ̄∇ ̄)

    #13722
    アンジェリーナ
    ゲスト

    本当にこのヴォーカルの力。
    声好きです。深さ、厚み、柔らかさ…
    選曲が素晴らしいですねぇ。
    アレンジも…この洗練された音が大好きです。
    聴くほど、どんどん好きになる。

    特に最後の紅とんぼからアカシアの雨がやむとき、北の宿から、圭子の夢は夜ひらくまでの怒涛の…
    なんというか、この感動を言葉にするのは難しいですよね。

    雨の慕情や骨まで愛してもですが、
    歌詞とは裏腹に重くならないアレンジと冬美さんの声。
    ああ…大人…って思います。主人公が知的で…ああかっこいい…
    なんというかこう…私くらいだと泣き叫びそうなんですけど(笑)
    「きらい 逢いたい きらい 逢いたい」でもう…(T_T)

    このアルバムも何回も聴いてるうちに感じ方変わってくるんでしょうね。
    今はアカシアの雨がやむときが好きです。
    すごく悲しいのに、それを超えた尊さが…。

    そのあとの北の宿からは悲しいし、昨日の夜すごい寒くて、
    そんな中聴いてたら余計つらさいし寒くて(笑)

    あと好きなのが圭子の夢が夜ひらく。
    もちろん知ってましたけど、こんなにじっくり聴いたことがなかったので、
    こんなすごい歌だったのか!と驚いてます。

    昔の歌って歌詞も洗練されていて歌唱の強さが際立ちますね。すごい。
    言葉の置き方、ひとつひとつ丁寧で愛があって。大好きです!!!

    ただいつものことながら自分の歳の足りなさというか、人生の足りなさが(笑)
    いつものことなんですけど、いつも以上に途中つらかったです。
    3回目聴いてるとき、もう自分が何で泣いてるのか分からなくなりそうになるし(笑)
    と思ったら冬美さん便りで「音を楽しんで」と書いてあり、
    今は正気を取り戻し純粋に哀歌に浸れてます♪
    まったく、なにしょうがない事を考えこんで聴いてんだか(笑)

    そんなことも思ってたので今日の冬美さん便りで若い世代が演歌を聴くきっかけにもという想いでとあり、ちょっと驚きました。
    ま、ENKAのコンセプトは「着物を脱いで洋服を」ですからそりゃそうなんですけど。
    全く演歌を聴かない人が聴いたらまた違う印象なんでしょうね。友達に配ろうと思います。

    歌のメロディも歌詞も変わらないけど同じ歌ではないし
    生きてる歌って感じがします♪

    それにしてもやっぱり声と音が♪♪♪
    素敵すぎるぅ!!

    #13729
    りん
    キーマスター

    はあ♪

    いい声♪♪♪

    今夜はタワレコで受け取った哀歌ちゃんたちをお友達に配る日(笑)

    1週間後に賛辞を受ける予定♪

    どうしても冬美ちゃん自慢をしたいんです!
    聴いて感動してもらいたいんです!

    こんな素晴らしいアルバムを世界中の方々に知ってもらいたい!!!

    そんな草の根運動の成果で明治座参戦希望者5名ゲット♪

    やっぱり生歌も聴いてもらいたいんでね。
    あ。みんな来たことある人ばっかりか。

    明治座はちょっと高いから誘いにくいんだけど、本当はコンサートを観てもらいたいんだけど、劇場公演は予定を合わせやすいんでね♪

    あのタワレコのイベントはワイドショーでいっぱい放送されたから、お友達たちも見たみたいで坂本冬休みさんの話題で持ちきり(笑)

    私は似てるとは思わないけど、みんなは似てるって。。。

    そうかなぁ???

    まあ、私はガチファンなんで冬美ちゃん以外は歌手の方々も「坂本冬美さんではない人」ってゆーカテゴリーしか持ってないんでわかんないや。

    今日もそんなに好きな人がいて幸せだね。って言われました。

    うん。本当に幸せ♪♪

    神野美伽さんは世界発売とのことですが、冬美ちゃんも世界配て欲しい!

    パッケージCD買わない限り海外の方々が聴けないなんて勿体なさすぎる!!

    ユニバーサルさん、よろしくお願い申し上げます(笑)

    おもいで酒もいいなぁ♪北の宿も沁みるなぁ。

    アンジェリーナちゃんより倍ほど歳を重ねて、全ての楽曲を深く共感できているので歳を重ねるのも悪くないなあ。なんて思ってます♪

    ああ、本当に良い声♪♪♪

    幸せ〜〜〜〜ー♪

    #13731
    りん
    キーマスター

    ああ、素晴らしい歌声( ; ; )

    もう、そう言わずにいられない。

    ♪嫌い 会いたい 嫌い 会いたい♪

    冬美ちゃんらしい冬美ちゃん。

    ああ、素晴らしい( ; ; )

    一生聴いていたい歌声。

    素晴らしすぎる( ; ; )( ; ; )

    #13742
    七つ星
    ゲスト

     おもいで酒あたりから私も目じりがウルウルしはじめ圭子の夢は夜ひらくに至っては目の中満水状態でオバーブローとなりました。デビュー当時、他を寄せ付けないような遠くの一点を凝視する眼差し、何を聞いてもぶっきらぼうに応え、ぱつんぱつんの体から飛び出すパンチ力のある「あばれ太鼓」今日の姿が想像できたでしょうか。猪俣先生すら予想だにしていなかったと思います。山口洋子先生、阿久悠先生、船村徹先生などご存命であったら、とつくづく思います。山口洋子先生などの世界に冬美ちゃんが追い付いていなかった。でも今・・・とても残念です。「帰ってこいよ」は冬美ちゃんの一気に高音域に向かうときの魅力が全開でしっくり、「おもいで酒」を聞いて、一体いつこんな経験したのかしらんと思うほど、「北の宿から」はりんさんと同じ感想です都はるみさんと同根である気がします。都はるみさんが「動」なら冬美ちゃんは「静」という印象。「静」でありながら感動を与える力がすごい。ぜひ、「涙の連絡船」をカバーしてほしいと願ってます。
    「圭子の夢を夜ひらく」はこのアルバムで一番感動しました。積極的演歌ファンではなかった学生時代、「藤圭子」は別格でした。若い世代には理解できないでしょうが、1968年から1970年日本が大きく揺れました。
    社会の格差が顕在化し、ベトナム戦争に軍需産業で加担し、医学部のインターンは無給、そのために他の救急病院で夜勤のアルバイトをし、大規模開発で住民が住処を追われました。「赤とんぼ」はそんな新宿の今都庁があるあたりの実話です。そんな時代、左翼学生だけでなく、あらゆる立場の人間が社会に不安と恐れをなしていました。「赤く咲くのはけしの花、白く咲くのは百合の花、どう咲きゃいいのさこの私~」赤も、白も権力であり資本家であり高度経済成長の成功者、それに対してほとんどの庶民は「どう咲きゃいいのさ」とそんなとき彗星の如く「藤圭子」が現れたのです。彼女の人生と社会がシンクロして高倉健と同様、左翼、右翼、ノンポリ、労働者、学生などセクト、立場を超えて多くの共感を呼びました。それは今のアイドル以上の強烈なものでした。ですからこの歌は「藤圭子」にしか歌えない、彼女のものだと思っていました。しかし、しかし、「坂本冬美」の「圭子の夢は夜ひらく」は私を泣かせました。本当に素晴らしい歌手になったと改めて思っています。

    #13743
    りん
    キーマスター

    ほぅ。
    老若男女に冬美ちゃんの歌が届くのは、同じく気持ちが届くのではなく、それぞれにそれぞれの想いを感じさせるからなのですねえ。

    今日も友人宅で4.5人でご飯食べるときにニューアルバムをかけていたのですが、少しの会話の切れ目に冬美ちゃんの歌声が響くたびに
    私だけじゃなく誰かが
    「いい声♪」
    とか、
    「この歌好き」
    とか、
    「この前もらったアルバムは会社の人の中で回ってて、冬美ちゃんブームになってるよ」
    とか、
    「藤圭子は宇多田ヒカルのお母さんだよ」
    とか
    「この歌は初めて聴いた」
    とかとか。

    そこから、
    「2時間ドラマのあとに流れた歌が冬美ちゃんの声だと思う」
    とか。
    「それはこころがだよ。」
    とかとか。

    同世代プラス友達のお父さんだったんだけど、もうみんな毎回アルバム強制配布されてるしコンサートにも来てくれてるんだけど、しんどいときには救いの歌声に聞こえたり、悲しいときには寄り添ってくれるし、もうみんなの心にそれぞれの冬美ちゃんが育っているんだなぁ♪すごいことだなぁ。と思いました。

    「貴方の、貴女の、あなたの坂本冬美です」

    は、冗談じゃなく本気ですなぁ。

    先日のインタビューでも「上手いだろ!と聞かせる歌は心に届かない」というお話ありましたが、逆にこれだけの世代、趣味、ジャンルを問わずに心に沁みる歌を歌える冬美ちゃんに感動します( ; ; )

    普段はビートルズをかけるためのオーディオから、今日は冬美ちゃんばかりが流れ、その場にいるだけで幸せ♪

    やっぱり最終的には鼻歌が「骨まで〜 骨まで〜」になっちゃうという(笑)

    本当は誰も喋らずに1巡は聞いて欲しいくらいでしたが(笑)それぞれに1枚配給したので明日からは個人個人で聞いていただき、また感想を回収してきます(笑)

    それにしても良い歌声ですなぁ♪

    #13744
    七つ星
    ゲスト

    3回目聞いて感想書きましたが、3回目へ外部の音シャットアウト、ヘッドホンで聞きました。もうまさにジャズってる。ウイスキーロック片手に最高。数曲しか感想書きませんでしたが、全て素晴らしい、あえて言えば最後の曲が異質かな。いい曲ではありますが、そりゃアルバムのカバー曲は長い歴史の中で揉まれ生き抜いた絶品ですので、同レベルでは比較できませんね。しかし、カバー曲の詩もメロディも直接にどんと突き刺さり、少々時間をおいてじわーと胸の深部に食い込んでくる。何かが今の曲作りと違いますね。最後に居酒屋五木さんとのデュエット合わないと期待したのですが、残念、あまりにも合いすぎ、少々、いやだいぶ悔しい思いでいっぱいです。

    #13745
    りん
    キーマスター

    五木さんとのデュエット同感です(笑)

    私も最後の百夜行はそう思いました。
    単体で聴いたら素敵なのに、同じ人が歌っているのにと。
    普段は冬美ちゃんの曲だけ聴いてると思いませんが、このENKAシリーズを知ると、選ばれた名曲がいかに詩も曲も名曲なのかがわかるといいますか。

    もとの楽曲が揺るぎないから、どんな斬新なアレンジにも耐えられるのに比べて、おそらく最近の楽曲は普通レベルのものをアレンジや装飾でかつてのどれかの「名曲っぽい」仕上げにしているのかなぁ。なんて。

    ロック好きな子に「帰ってこいよ」を聞かせて、これ、ヘビメタ風アレンジらしいんだけど。と言うと「いや、これ、演歌でしょ」と(笑)
    私もそう思います。

    「坂本冬美」が演歌からジャズやポップスやロックに枝葉を広げてるんんじゃなく、「坂本冬美」は演歌の枠ごと広げている。

    そう思います。

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