2021年11月18日、19日　大阪・新歌舞伎座コンサート

素晴らしかったーーーー！！！

冬美ちゃんが嬉しそうで嬉しそうで、嬉しそうでした♪

オープニングのお着物がお正月みたいな赤白ベースの派手なカッコいいお衣装に変わっておりました。
（冬美ちゃん便りにありましたね♪）

そして凛としてを歌ってくださいました！

かっこよかぁ♪♪♪♪♪♪

全部が全部かっこよくて素晴らしくてとにかく幸せだったのですが、コロナ禍を乗り越えてやっと新歌舞伎座に戻って来られた。という気持ちが冬美ちゃんからも客席からも感じられて、なんだかとってもおめでたいムードだったと思います！

ファミリーもいっぱいで、ずっと来られなかったボスはじめ、大御所ファミリーの方も関西が多いので、冬美ちゃんも
「新歌舞伎座が1番似合うと思わへん？しっくりくるわ」
とおっしゃっていましたが、冬美ちゃんの「ホーム」は間違いなく新歌舞伎座でしょう！

関西弁の冬美ちゃんトークもたっぷり聞けて、自由度の高いお客様と（笑）爆笑トークが何の気負いもなく繰り広げられ、それが歌にも現れて、とてもとてもハッピーなコンサートでした♪

特に、昼の部のブッダの紹介部分は、内容はいつも通りなのですが、それが関西弁になると雰囲気が違って。。。

「桑田佳祐さんからこんなものを書いてみました。と渡されたらブッダのように私はしんだ。」

「どういう歌なんかな？」

やっぱ言葉で書いちゃうと同じでしょ？
だけどこれが関西弁のイントネーションと絶妙な間で言うことで客席がドッと笑うんです（笑）

「目を覚ませばそこは土のなか」

「私、生きてないんや」

これまたドッとウケる（笑）

そんな感じで笑いがありつつブッダを歌い始めると、雰囲気が柔らかくて、恨みつらみや悲しみではなく、そこそこ納得の上で幸せでもあった前向きな主人公に思えてきて、、、

♪お釈迦様にかわって殴るよ♪
の切れ味も抜群で、ホンマこれは殴っとるわ。
ってエセ関西弁でツッコミたくなるほど。

ブッダが完全にこなれて、冬美ちゃんの演歌の一部になっている時期であることも加わり、今日のブッダはこーゆーブッダ。みたいな。

書いても伝わらないし、読んでもわからない未体験なわけですから劇場に来るしかないわけですが、まあ、とにかく今日のブッダは今日だけのブッダって思いました。

あ、あと演出が劇場だから豪華で、スモークの感じも、炎メラメラの装置もあっていつもより妖しい色気から始まったことも影響してるかも。

あと、私が10列目でセットやライトや演出まで視界に入っていたからかも。

今日のブッダの主人公は、静かに尽くして捨てられたわけじゃなく、好きで自分で選んでその道を行き、そう生きたから驚きはしたけどスッパリと気持ちに踏ん切りを自分でつけて天界に昇っていったように思えました。

♪箸の持ち方だけは無理〜でした♪の後の間奏でダダっダダっ！のあとに裾持って背伸びするところ好きなのですが、あそこが歌の歌詞はないけど吹っ切れる重要な部分で。。。

魂が土の中で目覚めて彷徨い、色々な感情や思い出を巡らせ、、、だけど吹っ切れたことで天界に成仏する瞬間があそこの間奏で。。。

その後はMVでも三途の川までいってるし、悟ったし、後悔ではなくある程度吹っ切れて人生を終え、来世でも同じことになったとしても私はそうするよ。ということは相手の気持ちもあるけど、そこまで愛したのは自分じゃないか。そうすることしかできなかったし、それは危険を承知で選んで掴んだ幸せだったじゃないか。みたいな。

先日、愛の流刑地観た影響も色濃く感情に混じりながら聴いたからかもしれませんけど、終わりが愛する人に殺されようが、愛する相手とめぐり逢えた幸せはなくならない。みたいな。

アイルケ（愛の流刑地）で、冬香を殺しちゃった相手が「僕は選ばれた殺人者なんだ」みたいなことを言うんですが、どうにもならない未来なら、最期は幸せ絶頂のときに命が尽きることを望む。
もしかしたらMVのお相手泣きながら穴掘ってるし、相手に殺された主人公も、殺した男も悲しみもどうにもならなさも、どう考えても殺し殺されるしかなかったと納得できるほど、なんぞこんがらがった関係だったんでしょう！（←はぁ？？？）

妖しい光の中で、妖艶に少し微笑んで歌うブッダからは、そんな今までとは違うストーリーや人物像が浮かび上がりました。

あの吹っ切れ方は一方的に騙されたわけじゃなさそうだぞ。と。。。

ああ、妄想劇場が楽しすぎる！！！

あと、岸壁の母が少し前から「母感」が強くなっているのですが、今日はお芝居感が更に強くなっていたと思います。

以前は歌う前の階段上るところが子を待ち侘びる母っぽいと感じていましたが、階段登ってから岸壁の風景や息子がいないか船を待つ仕草などから、より情景が浮かび、目線や仕草や表情でない岸壁が見えたり船が見えたりしました。

一人芝居のミュージカルみたい。。。

浪曲部分は歌のように、歌部分は感情がストレートに、お芝居部分（歌っているときも含めて）では情景が浮かぶように。
なんだか要素が凄い多いけど全てが噛み合ってお芝居一本観た重さでした。

日本を代表する演歌歌手もやって、エーヌ！とかの全世代向けかわいい♪もやって、岸壁の母で一人ミュージカルをやって、切ない女心も繊細に表現して、最後は力強く人生を励ましてくださる。。。

しかも、それを1日2ステージも！！！

デビューから35周年までの一年一年をどれほどの努力で歩まれてきたのかが、特別に35周年用にヒット曲メドレー。とかやるんじゃなく、今の冬美ちゃんのコンサートを観れば聴けばわかるし、むしろこの方がわかるんだと思いました。

誰も通ったことのない道をご自分で作って歩み続けている。

そんなカッコ良さ、凄さ、強さを感じました。

エピソードとかも書きたいですが、魂を揺さぶられて記憶が定着していないので、また思い出したら書きまーす。

コンサート直後によく思う、「これは書いたって無理だってば。ここに来ないとわかんないってば！」の気持ちで満タンです。。。

そうじゃなきゃ、ここに来ないしね。。。

ありきたりな言葉ですが、やっぱり
コンサート最高！！！！
坂本冬美様サイコー！！！
尊い存在！！！
同じ時代に生まれて、このコンサートを観ることができて、ウルトラハッピーです！！

えーん。。。いつも同じ感想になっちゃうよぉ。だって凄いんだもーん！！