24日と31日に放送されたInterFM「Music Storiesライブハウスからのそれぞれの物語」のゲストは2週に亘って坂本冬美さん
この番組のパーソナリティーは萩原健太さん
萩原健太さんと言えば「イカ天」の審査員だったことを思い出しますが、なんとサザン・オールスターズの初期メンバーのお一人だったんですね
番組冒頭♪ブッダのように私は死んだ からスタートして、この曲に出会うまでのエピソードが語られました
萩原さんが「桑田」と呼び捨てにしたり、「桑田くん」と君付けするのが新鮮!
萩原さん「この世界観は、ポップス系のシンガーソングライターの人だと自分を歌うことはできるんだけど、誰かを演じて歌うっていうのは違うじゃないですか。たぶん桑田佳祐本人もこれを演じることってできないと思うんですよ。だからそういう役割をはたしてくれる人がいるっていう前提で創り得た世界っていうか」
冬美さん「なるほど!だとしたら嬉しいです!私最初はこの曲が元々あったものなのか、私がお願いしたから私のために書いてくださったのか聞きたいけど聞けなかったんですよ。曲を提供していただいただけで幸せだと思って、でも一番そこが聞きたいところで、私をイメージして書いてくださったものなのか、そうじゃなかったとしたらあったものを丁度いいじゃないかと思って・・・でもレコーディングして数ヶ月経った『文春』で読ませていただいて、私のために書いてくださってたんだと思って、もう涙がでそうなくらい嬉しかったんですけど」
「Love Emotion」のお話
♪ひとり咲き
冬美さん「この歌は絶対入れたいと思った大好きな歌で・・・『あたい』っていう、あたしでもわたしでもない、この表現が、なんともこのあたいを表現してみたいっていうのがあって入れさせていただいたんですけど」
萩原さん「日本のロックとかフォークとか、ポップミュージックの人たちは日本的な情緒じゃなくて英米の雰囲気とか、そういうものの方に着目して曲を作っている感じってあるんだけど、実はそこに結構日本人ならではものっていっぱい含まれてるじゃないですか、そういうのを坂本冬美さんが歌うことによってものすごくそこの部分が強調されて出てくるっていうのがあって、その人達の奥にどういう要素が眠っているのかというのをこのカバーバージョン通して知ることができるというかね」
冬美さん「あーありがとうございます。ほんとに歌わせていただいた甲斐があるといいますか、そう言っていただけると」
萩原さん「あと声の出し方が違うじゃないですか。ポップス系の奴らの歌い方っていうのは、もっとぶっちゃけた感じでどーんといくじゃないですか。一回ちょっとまるまった感じで声が届いてくるというか」
冬美さん「あ~~それはやっぱり私は演歌歌手でそれが自然に身についてるから、これでも演歌っぽくならないようにとか意識はしてるんですけど、それがきっと私の歌い方というか、私そのものなんでしょうねきっと、あまり意識したことないですけど」
萩原さん「でもそれがまったく違う風景を見せてくれるっていう感じでね同じ曲なのにってとても面白い、だからカバーアルバムとしてはある種理想的なものだなと思いますね」
冬美さん「嬉しい!ありがとうございます」
♪木蘭の涙
萩原さん「根本要さんという人はどっちかというとぶっちゃけたボーカルじゃないですか、どこかぶつかっていくような声の出し方をしてそれで切なさを出すみたいなとこがあるんだけど、まるで違うアプローチで」
冬美さん「曲を全部並べたときにズシッとくる歌ばっかりなんですよね、木蘭の涙も詩の世界は悲しい別れの切ない歌なんですけど、ここでアレンジをちょっと明るめにというか、あまり重くならないようにしていただいて、ここだけちょっとトーンを変えて、歌もあんまり重くならないようにスーッと入っていけるような歌い方をしようと思って歌ったんですけど、だからちょっと箸休めって言うと語弊があるんですが、ズシッとしたあとにちょっとホッとするみたいな」
萩原さん「でもねその淡々としている分ね、来るんですよ逆に、これみよがしにガーンとこられるんじゃない、じわっと来てしまう感じがあると思うんです」
聴き終わったあとで萩原さん「いやーちょっと来ますよ!ぐっと!ぐっと来ます!」
ライブハウスの経験のお話ではデビュー10年目に宇崎竜童さん、三木たかし先生、宮川泰先生と一緒に原宿の「クエストホール」でやったことがあると
サザンの配信ライブは配信終了まで何度も見たそうで、ファンクラブに入っているけれどコンサートチケットが取れないというお話
萩原さん「坂本冬美さんに興味を持ってるポップス系のアーティストって結構多いと思いますから、そういう人脈をさらに広げてねそういうライブに行ってみるとか」
冬美さん「行きたいです。桑田さんとのコネでちょっと入れてもらえませんか?ちょっと冬美ちゃん入れてあげてよって言ってください(笑)」
萩原さん「ないです!ないです!いけません不正をしちゃいけません(笑)」
冬美さん「ダメですね!はい頑張ります!(笑)」
♪ヒナギク
鬼束ちひろさんから提供されたがタイミングが合わなくてレコーディングできなかった曲
鬼塚さんはレコーディングまで参加してくれたそう
YouTubeが好評というお話
おバカなところがバレてしまったと
萩原さん「ほんとに歌の上手い人の歌って、最初の一声聞いただけでこの人うまいってわかるじゃないですか。今日褒めてばっかりいますけど、YouTube見ててもそれわかりますよ」
冬美さん「まあ、何か差し上げなきゃいけないくらい褒めていただいてありがとうございます(笑)」
コロナ禍を経験して
冬美さん「一人では何もできないんだっていうことをすごく感じましたし、ありがたみ・・・(これまで)あっまた今日もステージ行かなきゃいけないのかって思うときもあるじゃないですか疲れていて、そういうときもあるときもあったんですけど、今はお客さんが入っていようが入ってなかろうが一人でも二人でも目の前にいてくださることのありがたさ、もうねぇこんなに歌えることが幸せなことなのかって、ですから一回一回のコンサートをもしかしたらこれで最後かもという気持ちで立ってますね」
萩原さん「この番組はポップス系の音楽が好きな人が聞いていると思うんですけど、歌謡曲の明治座の公演とかみんな見てほしいんですよ。最初にお芝居が始まる感じを一度は体験してほしいと思うんです。日本の芸能の一つの形だと思うんですね。」
最後にHISの♪恋人はいない
31日の2回めの放送はHISの♪夜空の誓い から、忌野清志郎さん、細野晴臣さんと組んだHISのお話でスタート
♪傷心
60代のディレクターがどうしても入れたかったという曲
♪真夏の夜の夢
冬美さん「この歌とても難しかったんですけど、この歌ってユーミンさんのあの声でお歌いになるから、なんていうんでしょう、意外とアップテンポなんだけど下手したらまったりしちゃうんですね、乗り切れないというか」
萩原さん「確かに音長いですもんね一つ一つが割とね」
冬美さん「そうなんです♪タララーラララーみたいなね、だからこれが間延びしちゃんですね、すごく難しかったです!ここで私が例えばバイブレーション入れたりすると演歌っぽくなってしまいます♪たらら~ららら~みたいになっちゃうと演歌になっちゃうし」
萩原さん「なるほど!こらえきれずについ入っちゃうんですね」
冬美さん「入っちゃうんですね!熱唱すればするほどそういうのが入ってきちゃうんですけど、それを入れないでくれってディレクターから言われますんで、そうすると間延びしちゃうっていう、とってもこれ難しかったです」
萩原さん「坂本冬美さんくらい上手い人でも歌えないなーって歌があったりするんですね」
冬美さん「今回は本当に、この真夏の夜の夢もそうですし、エレジーなんかもそうですし、ヒナギクももちろん難しかったですし、メロディーも難しかったです。簡単そうで難しかったです。だから皆さん簡単に歌ってらっしゃって心地よく聴こえてくる歌も実は歌ってみると難しいっていうのを改めて、やっぱりオリジナルの方は凄いなってことを再認識しますね」
萩原さん「真夏の夜の夢はアモレアモレがそこがすごく歌謡曲っぽかったですよ」
冬美さん「そうなんですよね(笑)ちょっとやっぱりねアモレがね、わたしもそう思いました(笑)あーちょっと演歌でちゃったみたいな(笑)」
萩原さん「でもそれがいいんですよ!ちょっと垣間見えてくるのがね」
冬美さん「こらえても出ちゃうんですよね(笑)」
演歌のキャンペーンのお話ではデビュー当時の思い出を
劇場公演のお話
萩原さん若い人にも体験してもらいたいと
♪メロディー
映画のエンドロールのような位置づけと
番組最後には♪L-O-V-E duet with トータス松本
この番組のトーク部分だけはAuDeeというスマホアプリで聴くことができます(≧∀≦)
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