演歌にほれ抜いた稀代のヒットメーカー、作曲家・猪俣公章。古賀政男に師事した猪俣は、演歌ひと筋に歩み、数々のヒット曲を手がけてきた。そして、昭和歌謡「第三世代」の旗手として、平尾昌晃、宮川泰、中村八大、いずみたくらとともに、ジャンルを超えた新しい昭和歌謡を築いていく。変わりゆく日本と格闘しつつも、大衆の心を揺さぶるメロディーを書き続けた、その舞台裏とは?
また、森進一との運命的な出会いから水原弘の復活劇、さらに2人の内弟子・坂本冬美と日系三世のマルシアを厳しく愛情豊かに育て上げた猪俣の生き様を、当事者本人の証言を交えて振り返る。 演歌“冬の時代”にあっても、日本人を揺さぶる歌を模索し続けた猪俣公章。歌謡史を駆け抜けた彼が、生涯をかけて残そうとしたものとは…。
【インタビュー】森進一、坂本冬美、マルシア、平尾昌晃(順不同) 【語り】國村隼
2016/10/19