やっと一巡ゆっくりと「女唄」を聴きました。
改めてまとめて聴くと、豪華で派手な女唄がたくさんあったのですねぇ。
どっかで聞いた事あるような曲がひとつもなくて、全てオリジナリティに溢れる「坂本冬美ならでは」の名曲揃い。
個人的には「千筋の黒髪」とか「悲恋」とか「駒子」とかって地味めの歌だと思ってたんですけど、改めて聴いたらダイナミックというか、ドラマチックというか。。。
どの歌一曲をとっても、他の歌手の方が歌えばその人の代表曲になるだろうなぁ。と。
冬美ちゃんに託された女唄たちの一曲一曲のクオリティーの高さに、改めて「坂本冬美さんのファンで良かった♪」と感動なのでございます♪
女盛りを思わせる「乱」や「夜叉海峡」や「火の国の女」や。と思ってたら、「朧月夜」も「忍冬」も「千筋」もあらあらあら?というくらい、みんな情念が熱い!(笑)
耐えて忍んで1人泣く系っていう、ザ・演歌ではなく、冬美ちゃんの女唄ってやっぱり激しいんだなぁ。なんて改めて思いました。
今は天女、妖精、女神という清いイメージだけど、これだけ激しい情念の女唄を歌ってきて、なぜにこんなに清々しい清らかなイメージでいられるんだろう。。。不思議です。
この大作女唄たちと同じくらいのインパクトで「男唄」があるからかなぁ。
「愛の詩」がなんとも穏やかで、ガンガンに引っ搔き回された感情を癒してくれるというか。
「あれも恋、これも恋、今は愛されて幸せでございます」
なんだかそんな感じ♪
ずっと前に「ひとり紅白歌合戦」て企画されてたと思いますが、今ならご自分の楽曲だけの男唄VS女唄のひとり紅白歌合戦できますねぇ。
観たい!(笑)
ジャンルの振れ幅も凄く広いですが、男女切り口の両性具有っぷりも素晴らしいんだよなぁ♪♪♪
ニヤニヤ、ニヤニヤしながら空前絶後の天才の歌声を聴きながら、天国を見てました(飛行機で移動中だったので。)
素晴らしいアルバム、ありがとうございました♪♪♪